不動産投資について
資産形成のための不動産投資に興味がありますが、投資の仕組みや始め方、メリット・デメリット、投資リスクなど、よくわからなくて不安なことが多く、なかなか踏ん切りがつきません。まずは何から始めたら良いでしょうか。また、資産形成として不動産投資はリスクの高いものでしょうか。
回答 1件
- 大塚 さゆり
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ご相談者様のおっしゃる不動産投資とは、現物不動産の事でしょうか、上場REITのことでしょうか? 文脈から拝察しますと、現物不動産のように感じましたのでそちらで答えさせていただきますね。 仕組みは至ってシンプルで、現物不動産をローンで買ってその物件の家賃でローンを払い、完済すれば家賃収入が物件を保有している限り得られる。もしくは不動産の価値が上がれば途中売却して、残りのローンを返済して残った分が利益という仕組みです。 不動産は大きな買い物ですので、まずご自身で良く勉強されることをお勧めします。 毎月国土交通省から公表される不動産市場の動向を表す「不動産価格指数」を見ると、2013年以降マンションの価格上昇が飛びぬけています。この上昇が始まったのは、黒田日銀総裁の金融緩和政策による超低金利の住宅ローンによる影響が大きいと言えます。また中国人による億ションの買いあさりなども強気相場を作ってきたものと思います。 今後もこの環境が続けば良いですが、コロナショックでの景気回復が本格的でない中インフレが起こってきています。それから黒田総裁の任期は来年4月まででその後の政策は不確定。 金利の上昇や家賃の高騰による、不動産市場への影響は大きいと考えます。 また不動産を所有するという事は固定資産税の負担もありますし、貸してる部屋の空室リスク、物件価格の下落、途中売却に時間がかかるなど、現状で余裕のご資金でない限り、長期ローンを組んでまで不動産を購入するメリット(節税効果)よりリスクのほうが上回っているように思います。 今後不動産市場が、大きく下げた時は一つの好機となりえますのでその時を待つことも長期投資には必要と考えます。2022年06月05日