来年の相場展望について
2022年も残りわずかとなってきましたが、来年の相場展望について、ぜひ、プロに見解を伺いたいと思い、ご質問させていただきます。
現在逆イールド現状が極まっており、長短金利差が拡大している局面であることは、ご存じのとおりと思います。
逆イールドが発生すると、半年〜1年以内に株価は大きな暴落がするという、過去のデータ、事例などあるため、来年は非常に危険な年であり、また、長期の資産形成するうえではチャンスと呼べる年でもあると考えています。
ぜひ、来年の相場展望をお聞かせください。
また、今年のテーマはインフレと金利でしたが、そろそろテーマがリセッションに変化してきていると感じております。
その他なにか、重要なテーマや、リスクなどあればご教授ください。
回答 1件
- 高橋七実
人気ランキング2位
ご質問ありがとうございます。 非常によく相場を見てらっしゃる印象を受けました。 逆イールドに関しては、リセッションと判断されないのが不思議なくらいでした。 ご存知の通り、FRBの目的は金融政策をもって米国経済をより良く回すことです。 2019年頃から予定されていた金融引き締めは、コロナウイルス拡大によって延期となり今年行われました。 金利の上昇と、2月ロシアがウクライナに侵攻したことによって原油や穀物価格も高騰し約40年ぶりのインフレとなってしまいました。 これによりNASDAQを筆頭にNY株式相場は下落してしまい、 「本来ならリセッションと言っても過言ではない状況だが、明言できなくなってしまった」とも考えられそうです。 今晩パイエル議長の講演も控えておりますが、 やはり目先の注目は①金利がどこまで上がるのか②いつ利下げに転じるのか(利上げ局面がいつまで続くのか)が注目です。 12月FOMCは0.5%利上げが既定路線ですので、この2点は来年上期に重要なテーマになると見ています。 相場は予期せぬことや明確でないものを嫌う傾向にあります。 そのため、まだ収拾のついていない中国のコロナウイルス再拡大の懸念や、ロシアウクライナ問題などの動きはリスクとしてとらえられるかと思います。 ただ、コロナウイルスが流行しZOOMや任天堂などの銘柄が急上昇したケースもございますので、 相場全体を押し上げるという意味ではマイナスかもしれませんが、社会情勢の変化は投資においてチャンスでもございます。 お考えの通り中長期的な目線で、資産形成頂くには心配しすぎる必要はないかと感じます。 ご自身で運用できるので問題ないとお考えかもしれませんが、 もし無料個別相談にお申し込み頂ければ、相談者様の考えに沿った運用方法や商品などのお話もさせて頂けます。 よろしければ、お申込みお待ちしてます。2022年11月30日